【移住シリーズ】リゾートバイトがきっかけで、北海道に移住した話。スキー場で働いた1ヶ月のリアル体験談

「リゾートバイトは、その後の人生にどれくらい影響するんだろう? 」

ここは、リゾートバイトをきっかけに新しい土地へ移り住んだ人たちを紹介していくシリーズ。今回お話を聞いたのは、北海道・札幌に移住したK.A.さん(男性・28歳)です。山形県出身の彼が経験したのは、大学生のころの『たった1ヶ月のリゾートバイト』でした。札幌のスキー場で過ごしたその1ヶ月がとても楽しくて、いつしか北海道という土地が好きになり、のちに移り住むことに。リゾートバイトのリアルな1ヶ月と、移住までの道のりを聞かせてもらいました。

目次

「最初は、軽い気持ちだった」。山形を出て、初めてのリゾートバイトに選んだのは北海道

本日はよろしくお願いします!
さっそくですが、リゾートバイトを始めたきっかけは何だったんですか?

K.A.(28)
大学生のころ、ちょうど時間があって。最初は「就活で何か話せるネタになればいいな」くらいの、軽い気持ちでした(笑)。リゾートバイトのサイトを見て、なんとなく応募してみたんです。

なるほど、まずは軽い気持ちからだったんですね。
数あるバイトの中で、どうしてリゾートバイトを選んだんですか?

K.A.(28)
地元の山形よりも時給が高かったんですよね。どうせ働くなら、知らない土地でお金をもらいながら過ごせたら楽しそうだなと。生活に困っていたとかではなくて、もっと前向きな理由でした。

そうなんですね、知らない土地への興味もあったということですね。
行き先はどうやって決めたんですか?

K.A.(28)
北海道か沖縄に行きたくて。どちらも行ったことがなかったので、完全に初めての土地でした。リゾートバイトの求人サイトで条件などを見比べて、最終的に北海道のスキー場に決めました。

旅行とかでも行ったことがない場所だったんですね。
そのときは一人で行きましたか?正直、不安はなかったですか?

K.A.(28)
(後述する)キッチンの裏方も初めてだったので、「どんな仕事だろう?」という不安はありましたね。でも、やったことのない仕事をしてみたいという楽しみのほうが大きかったです。一人で行ったぶん、「新しい友達ができたらいいな」という期待感もありました。

未経験で飛び込んだキッチンスタッフ。苦労したのは『豊富な盛り付けパターンを覚える』こと

なるほど、楽しみのほうが大きかったんですね。
実際の働き方も気になります。1日の流れを教えてもらえますか?

K.A.(28)
朝は7時くらいに起きて、9時くらいから仕事開始でした。終わるのは遅いときで夜10時くらい。ランチタイムはいつも忙しくて、休憩は昼の2〜3時くらいからが多かったですね。

▼ K.A.さんのある1日のスケジュール

時間内容
7:00ごろ起床
9:00ごろ出勤・仕込み開始
11:00〜14:00ランチタイムで忙しい時間帯
午後〜夕方休憩
〜22:00ごろ閉店〜寮に帰宅

朝から夜まで、けっこう働いていたんですね。
リゾートバイトではどんなお仕事をしていたんですか?

K.A.(28)
スキー場のレストランのキッチンスタッフで、基本は調理の裏方です。たまにホールスタッフのヘルプに入ることもありました。閉店後はみんなで片付けや掃除をして。ランチタイムの11〜14時が一番忙しくて、週末は一日中バタバタなときもありました(笑)。

そうなんですね、週末はとくに大変そうですね…!
過去にキッチンスタッフの経験はあったんですか?

K.A.(28)
キッチンの仕事はそれまでやったことがなくて。むしろ「やったことのない仕事だから」という理由で選んだんです。大変だったのは、豊富な盛り付けのパターンを覚えること。トッピングの種類が多くて、覚えるのが得意なほうではないので、最初は提供が遅れてしまったりもしました。スピードよりも正確さが求められる場面は、けっこう神経を使いましたね。それでも、まわりが丁寧に教えてくれたので、少しずつ慣れていきました。

寮は食事付きで実質タダ!?『旅行気分』で月20万円弱が貯まった

ここは皆さん気になるところだと思うんですが…
リゾートバイトでどれくらい貯金できたんですか?

K.A.(28)
1日8時間、週5〜6で働いて、月に20万円弱が貯まりました。

1ヶ月で20万円弱は、なかなかすごいですね!
寮やお食事は、どんな感じだったんですか?

K.A.(28)
寮付きで、中はシェアハウスみたいな感じでした。1部屋で4人までが一緒でしたね。食事も付いていて、朝は寮で食べて、昼は食堂でまかないが出て、夜もまかないを食べたり、寮に帰ってから友人たちと作ったりもしていました。
K.A.(28)
宿代も食費もほとんどかからないので、お金が出ていかないんですよ。ぶっちゃけ、半分は旅行に来ているような感覚もありました(笑)。それでいて短期間でしっかり稼げるので、すごくお得な気分でしたね。

なるほど、それなら自然とお金も貯まりますね。

収支のポイント:家賃・光熱費・食費がほとんどかからないので、リゾートバイトの手取りが、そのまま“使えるお金”になっていく感覚があるそうです。街で一人暮らしをしながらアルバイトをするのとは出ていくお金の差が大きく、貯められる額がまったく違ってくるのが、リゾートバイトのうれしいところですね。

寮の仲間と巡った札幌・函館・小樽。気がつけば北海道が好きになっていた

お仕事の話、ありがとうございます。
リゾートバイトがお休みの日は何をして過ごしていたんですか?

K.A.(28)
寮で一緒になった友人と、毎週いろいろな場所へ旅行に行っていました。札幌はもちろん、函館や小樽にも足をのばして。

毎週おでかけ、楽しそうですね!
そのときの一番の思い出って何ですか?

K.A.(28)
札幌でやっていたイベント(おそらくさっぽろ雪まつり)に参加したときは、終始楽しかった記憶があります。北海道のグルメもおいしくて。なにより、一緒に過ごす友達ができたことが大きかったですね。
K.A.(28)
働きながら、休みのたびに友人と土地を巡って。そうしているうちに、自分にとって北海道は、だんだん「また来たい場所」になっていったのかもしれません。

「楽しかった思い出」が忘れられなくて、のちに札幌へ移り住んだ

そうやって、だんだん北海道が好きになっていったんですね。
リゾートバイトを終えたあとは、どうされたんですか?

K.A.(28)
いったん地元の山形に戻りました。でも、北海道で過ごした1ヶ月がすごく楽しくて、その思い出がずっと残っていたんです。

なるほど。その思い出が、移住につながっていったんですね?

K.A.(28)
そうですね。山形に戻ったあとも、「またあの場所で過ごしたいな」という気持ちが消えなくて。その後、あらためて札幌に移り住むことにしました。リゾートバイトで楽しい時間を過ごしたぶん、自然とこの土地が好きになっていたんだと思います。

実際に住んでみて、どうですか?
移住してからのことも聞かせてください。

K.A.(28)
自分が好きになった地域に貢献したくて、町おこしに参加したりしていました。いまは自動車関係の営業の仕事をしています。リゾートバイトのときに、知らない人とたくさん話した経験が、今の営業の仕事にも活きているなと感じますね。

素敵ですね。
リゾートバイトで出会った人たちとは、今もつながっているんですか?

K.A.(28)
当時の寮の仲間とは、今もつながっています。その後も会って、一緒に旅行に行ったりして。たった1ヶ月でできた関係が続いているのは、うれしいですね。

もしまたリゾートバイトに行くなら次は沖縄。一歩を迷う人へ

お話を聞いていると、本当にいい経験だったんですね。
リゾートバイトには、また行きたいと思いますか?

K.A.(28)
もちろんです。タイミングがあれば、また行きたいですね。次は沖縄あたりで、もっと長く、1年くらい行ってみたいです。せっかくなら、またやったことのない仕事をしてみたいですね。

最後に、これからリゾートバイトを考えている人へ、ひと言いただけますか?

K.A.(28)
リゾートバイトは、一般的なアルバイトより時給も高いし、寮や食事が付いているものもあります。行く前は少し不安に感じることもあると思いますが、迷っているならぜひ行ってみてほしいです。あ、冬の北海道でスキー場のリゾートバイトをするときは、かんじき(雪の上を歩く道具)があると便利かもしれません(笑)。

K.A.さんが札幌を選んだ理由は、とてもシンプルで素敵なものでした。リゾートバイトで過ごした1ヶ月が楽しくて、その土地を好きになった。だからこそ、いったん地元に帰ったあとも気持ちが戻ってきて、「住む場所」として札幌を選んだのだと思います。楽しい経験は、知らなかった土地を少しずつ「自分の場所」に変えていく——そんなことを、やさしく教えてくれるお話でした。

K.A.さんのプロフィール

項目内容
名前(仮名)K.A.さん
年齢(取材時)28歳(リゾートバイト当時23歳)
性別男性
出身 → 現在山形県 → 北海道・札幌(移住)
職業大学生(リゾートバイト当時)
リゾートバイトの仕事内容スキー場のキッチンスタッフ(裏方・調理)
リゾートバイトの施設・エリア北海道・札幌/札幌国際スキー場
勤務期間約1ヶ月(短期)
リゾートバイト実施時期2022年(冬) 1月〜2月
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