リゾートバイトをはじめとする観光業界の人材サービスを手掛ける株式会社ダイブは、観光業界に特化した業務効率化SaaS「ハッサク」の導入施設数が、171施設に拡大したことを発表しました。この動きは、リゾートバイトの現場が抱える課題を解決し、私たちの働き方にも良い影響を与える可能性を秘めています。
背景にある観光業界の人材管理の課題
多くのリゾートホテルや旅館では、季節による需要の変動に対応するため、正社員だけでなく、派遣スタッフやアルバイトなど、様々な雇用形態のスタッフを受け入れています。
しかし、その裏側では、複数の人材紹介会社とのやり取りが電話やFAX、メールで行われたり、スタッフの情報が担当者ごとのExcelや紙のファイルで管理されたりと、業務が煩雑になりがちでした。このようなアナログな管理方法は、担当者の負担を増やすだけでなく、情報の伝達ミスや確認の遅れなど、現場の混乱を招く一因ともなっていました。
課題解決の鍵となるSaaS「ハッサク」
今回、導入が拡大している「ハッサク」は、こうした課題を解決するために開発されたシステムです。
具体的には、これまでバラバラだった複数の人材会社へのスタッフ派遣の依頼(オーダー)や、採用が決まったスタッフの契約・勤怠といった就業情報を一つのシステム上で一元管理できるようにします。
これにより、宿泊施設側の担当者は、人材管理にかかる手間と時間を大幅に削減できます。株式会社ダイブの発表によると、この「ハッサク」の導入施設数は2024年1月時点で171施設に達しており、観光業界でのデジタル化(DX)が着実に進んでいることがうかがえます。
私たちの働き方はどう変わる?予測される未来への影響
では、この「ハッサク」の普及は、リゾートバイトで働く私たちにどのような影響を与えるのでしょうか。
よりスムーズな就業プロセス
施設側の管理業務が効率化されることで、応募から採用、就業開始までの連絡や手続きがよりスムーズになることが期待されます。どの人材会社から来たスタッフかといった情報も一元管理されるため、契約内容の確認などが迅速に行われ、安心して仕事を始められる環境につながるでしょう。
職場環境の改善
人材管理の負担が減った分、施設の担当者は、スタッフの受け入れ準備や現場でのコミュニケーション、教育といった、より付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。これは、働き手一人ひとりへのサポートが手厚くなることにも繋がり、職場全体の満足度向上に貢献する可能性があります。
勤怠管理の透明性向上
「ハッサク」は、今後、勤怠管理機能の追加も予定しています。勤務時間の記録から給与計算までがシステムで一貫して管理されるようになれば、計算ミスなどが減り、より透明性の高い労働環境が実現されると期待されます。
まとめ
観光業界の人手不足が叫ばれる中、株式会社ダイブの「ハッサク」のようなDXツールは、単なる業務効率化に留まらず、人材の定着や働きやすい環境づくりに不可欠なものとなりつつあります。こうした業界全体の動きは、リゾートバイトという働き方を選ぶ私たちにとっても、より良い労働環境と新しい可能性をもたらしてくれるでしょう。
